前回はDynamics 365 Business Central SaaSの管理センターについて詳しくご紹介いたしました。環境の作成方法はすでに把握できるでしょうか。 環境の作成については下記のリンクにご参照ください。
Dynamics 365 Business Central Admin Center (SaaSの管理センター)について
環境を作成した後、多分気づいた方も多いかもしれませんが、新しく作成した環境は空で、何のデータも入っていません。On-Premises版がインストールされましたら、CronusのDemoデータも自動的にインストールされましたが、SaaSは違います。手動でDemoデータ投入しなければなりません。今回はこのDemoデータの投入する方法について、簡単に説明しましょう。
新規環境作成
「ProductionJP」という環境を新しく作成します。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/01-5-1024x281.png)
ステータスがアクティブになると、ログインできるようになります。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/02-4-1024x269.png)
筆者はトライアル版を利用しているから、下記のメッセージが表示されます。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/03-5-1024x455.png)
Start Trial
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/04-5-1024x452.png)
ログインできました。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/05-4-1024x520.png)
環境作成直後のデータの確認
得意先マスター
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/06-4-1024x521.png)
品目マスター
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/07-4-1024x518.png)
受注
はい、完全に空のBC環境でした。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/08-4-1024x521.png)
Demoデータの投入
「Configuration Packages」機能を利用します。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/09-4-1024x217.png)
「Process」->「Import Predefined Package…」(定義済みのパッケージのインポート)をクリックします。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/10-4-1024x224.png)
Microsoftは二種類のパッケージを用意しています。
Evaluation:完全なDemoデータ
Standard:設定データだけ
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/11-3-1024x362.png)
Evaluationを選択して、OKをクリックします。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/12-3.png)
インポート開始
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/13-4.png)
インポートが完了テーブル数とレコード数はリストページで確認できます。
注意:インポートは完了しましたが、「適用」はまだ実行されていないため、構成パッケージ以外のテーブルはまだ空です。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/14-4-1024x267.png)
青いコード名をクリックすると、構成パッケージの詳細を確認できます。(構成パッケージ機能については、今後のブログでご紹介します)
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/15-4-1024x517.png)
追記:
Standard:テーブル数とレコード数はEvaluationより少ない。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/16-4-1024x245.png)
リストページに戻して、「Process」->「Apply Package」をクリックします。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/17-4-1024x243.png)
「はい」をクリックします。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/18-4-1024x373.png)
適用開始
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/19-4-1024x376.png)
適用途中で重複データ確認のメッセージが表示される可能性があります。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/20-4-1024x383.png)
「はい」をクリックすると、重複データの詳細を確認できます。
「Separate Contact」フィールドによって合併か、独立かを決めることができます。
「閉じる」をクリックして、適用再開します。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/21-4-1024x370.png)
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/22-4-1024x394.png)
転記処理も自動的に実行されます。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/23-4.png)
約十分かかります。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/30-4.png)
権限やMSアップデートの問題によってエラーが出る可能性があります。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/24-4-1024x378.png)
カード画面での赤い部分はエラーが発生したテーブルで、場合によって直接に手入力します、もしくはデータを直してから再適用します。Demoデータですから、関係ない部分は無視しても構いません。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/25-4-1024x505.png)
構成パッケージをインポートした後でのデータ確認
得意先マスター
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/26-4-1024x516.png)
品目マスター
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/27-4-1024x520.png)
受注
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/28-4-1024x516.png)
Demoデータがインポートされたことを確認できましたので、これからもっとBusiness Centralを体験してみましょう。
![](https://yzhums.com/wp-content/uploads/2020/08/29-4-1024x522.png)
以上
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